熟年離婚でお悩み
昨今の日本において、件数が増加を続けてきた離婚の中でも、とりわけ注目されているのが「熟年離婚」の存在です。
「熟年離婚」とは、主にお子様が独立した50代以降や、配偶者が定年退職した60代以降に行われる離婚を指す言葉です。
しかし、熟年離婚だからこそ、離婚を目指す際に気をつけなければならない問題があります。
まず1つ目の問題は、「財産の処分」に関する問題です。
ご夫婦が婚姻生活を継続してきた年数が長ければ長いほど、ご夫婦、ひいてはご家族全体の財産が増加するケースが多く、離婚の際に財産分与を行うのが困難になってしまう可能性があります。
また、ご夫婦名義のローンで購入した動産や不動産が増えれば増えるほど、その処遇をめぐって問題が複雑化してしまいます。そのため熟年離婚の際、考えなければならない財産の問題が山積してしまうのです。
次に2つ目の問題は、「離婚後の双方の生活」に関する問題です。
長年続いた婚姻生活において、配偶者の収入で生活していた場合、離婚によって収入が一気に少なくなってしまいます。財産分与を受けることができた場合でも、経済的なご不安を感じずにはいられないという方が少なくありません。
また、離婚後にますます他人との交流が減ってしまい、生活が一変してしまう方もいらっしゃいます。そのため、熟年離婚に踏み切る際には、離婚後の生活や、老後を迎える上での財産状況について考慮しておく必要があるでしょう。
以上が、熟年離婚に際して直面しやすい問題です。
熟年離婚において、また離婚後の生活において、決して後悔することがないよう、弁護士にご相談いただきたいと思います。
ひやま法律事務所は、離婚に関するお悩みをはじめとして、債権回収、債務整理、一般家事・民事事件などの法律問題に対し、豊富な知識と経験から確かな答えを見出します。
大阪府北区にお住まいの方を中心として、大阪府、兵庫県にお住まいのお客様に対し、広くお応えしております。
熟年離婚に関するお悩みをお持ちの方は、お気軽にご相談ください。